企画で決めることと、企画から始める場面
対象者、訴求、伝える順番をそろえてから、制作やチームへの引き継ぎに進みます。
企画でそろえる判断
企画は「誰に、何を、どの流入経路で伝え、どの行動につなげるか」を、チームで確認できる形にする作業です。見出しだけでなく、各セクションを置く理由と順番を残します。方向性が固まっていない新規ページや、対象者・行動導線を変えるリニューアルに適しています。
企画書だけを成果物として制作チームに渡すこともできます。他のアプリを利用するための必須手順ではありません。
3つのステップと成果物
- 基本情報:ペルソナ、製品、チャネル、目標のアセットを選び、今回の訴求や守る条件を補足します。
- 構成:セクションの順序と、見出し・説明・ボタンの原稿、その役割を確認します。
- ワイヤーフレーム:原稿を画面に配置し、読む順序とデバイスごとの見え方を確かめます。確認後に「エディターを開く」へ進めます。
これは企画からページを作る手順です。Figma、Webページ、HTML ZIPの取り込みは別の入口です。前提を変えた場合は、後続の構成とワイヤーも見直してください。
企画を省いて編集に進める場合
目的と情報の順番が決まっていて、説明文の修正、画像の差し替え、余白の調整だけを行うなら、ページ編集から始められます。局所的な修正のために、すでに合意した企画を作り直す必要はありません。
一方、対象者、広告で約束する内容、コンバージョン目標が変わるときは企画を見直します。「なぜ訪れ、何を理解して行動するのか」が変わっていないかを確認しましょう。
企画を確認する基準
原稿の言い回しより先に、根拠を確認します。ユーザーの不安を支える情報、製品の強みを確かめられる資料、ボタンの約束と実際の遷移先を照合してください。不明な点は確認事項として残し、AIが補った事実をそのまま公開原稿にしないことが大切です。
ワイヤーでは構造、内容、行動導線を優先します。配色や最終画像の評価とは分け、仮画像を完成素材として引き継がないでください。
再利用と引き継ぎ
対象者と目標、採用する訴求、構成、ワイヤー、未準備の素材をまとめて渡します。デザイナーには確定原稿と仮の内容を、開発担当には実装・確認が必要なボタンやフォームを明示します。
同じ事業目的の企画を再利用するときも、流入元と対象者が違えば見直しが必要です。名称だけを置き換えず、最初の約束、根拠の順番、行動の負担を確認してください。
次に進む
入力内容がまだ曖昧なら対象者と目標の整理から始めます。前提がそろっていれば価値提案の設計へ進み、構成が確定済みならワイヤーの確認と書き出しを行います。候補をすべて採用することではなく、解決する課題についてチームの理解がそろうことが企画の到達点です。