フォルダーで GTM と計測コードをまとめて管理する
フォルダーへの追加、継承、ページ単位の停止、公開中ページへの反映と失敗時の再試行を確認します。
共通化する範囲と編集権限を確認する
複数ページで同じ GTM やトラッキングコードを使う場合は、共通の親フォルダーに設定します。一ページだけのコードは、そのページのエディターで管理します。フォルダー設定はすべての子フォルダーと、今後その範囲で作成するページにも適用されます。
「共通設定管理」で設定を保存するには、フォルダーの編集権限が必要です。公開済みページへスクリプトを即時適用するには、対象となるすべてのページの公開権限も必要です。一部のページで不足しても適用は拒否されます。設定だけ保存された場合は、必要な権限を持つ公開担当者にオンライン更新を依頼するか、その担当者による次の通常公開時に反映します。変更前に対象ページ、計測担当、変更内容を確認してください。
共通コードを使うページをフォルダーへまとめる
- ページ一覧の新規作成から新しいフォルダーを作ります。サブフォルダーは対象フォルダー行の ··· から作成できます。
- ページを対象フォルダー行やパンくずへドラッグするか、ページ行の ··· → 移動先 で配置します。
- 上位と下位のフォルダーを確認し、どのページが同じコードを使うか整理します。
例として上位にサイト共通の GTM、下位に特定キャンペーンのコードを置けます。すでに公開しているページを移動する場合も、移動先の継承範囲を確認してください。フォルダー削除は、中のサブフォルダーやページも対象になります。整理目的で削除する前に、残すページを移動します。
GTM コンテナ ID を登録する
- フォルダー行の ··· → 共通設定管理 を開きます。
- 「スクリプト設定」で「GTM コンテナを追加」を選びます。
- 分かりやすい名前と、実際に使用する「GTM コンテナ ID」を入力します。
- 内容とリスト内の順序を確認します。設定は保存するまで有効になりません。
ID は GTM-ABC1234 のような形式です。これは形式の例であり、自社の ID に置き換えます。GTM のコード全体をこの欄に貼り付ける必要はありません。位置は「自動」で、必要な場所へ配置されます。GTM に依存するコードはリストで後ろに配置しますが、読み込み完了後の動作も最終ページで検証してください。
カスタムコードの挿入位置を選ぶ
- 同じ画面で「カスタムコードを追加」を選び、名前とコードを入力します。
- 提供元の設置要件を確認して「head 内」「body の先頭」「body の末尾」から選びます。
- 既存のコードや GTM と重複していないか確認します。
head へ入れる内容は、その場所で有効な <script>、<style>、<meta> などにします。プレーンテキストや <div>、<img> はブラウザーで body 側へ移され、公開中ページのスクリプト更新が失敗する原因になります。警告が出たら内容を直すか、用途に合う body の位置へ変更します。ブラウザーに公開できない秘密鍵やサーバー用認証情報は入れません。
保存結果と公開中ページへの反映を分けて確認する
- 対象フォルダーとコードを確認し、「保存」を押します。
- 公開済みページがなければ、保存成功を確認します。ある場合は、続くオンライン更新の結果、更新数、失敗数を確認します。
- 権限エラーなら、フォルダーの編集権限と、すべての対象ページの公開権限を確認します。必要な権限を持つ担当者が「オンラインページを更新」から適用します。
- ページ単位の更新失敗なら原因を修正し、「オンラインページの更新を再試行」を実行します。一部のみ処理した旨が表示された場合は、再度「オンラインページを更新」で続きを処理します。
「保存済み」でもオンライン更新は失敗している場合があります。その場合、公開ページは古いスクリプトのままです。この操作はフォルダー由来のスクリプトを更新し、本文や未公開の草稿を公開しません。フォルダースクリプトの再試行のために、無関係な本文変更を公開する必要はありません。
上位からの継承は置き換えではなく追加になる
ページには上位フォルダーから所在フォルダーまでのコードが順に追加されます。下位の設定は上位を置き換えません。上位にサイト共通 GTM、下位にキャンペーン用コードを置いた場合、下位のページは両方を受け取ります。
同じ GTM やタグを親・子の両方へ登録すると、重複動作につながる可能性があります。コードを追加する前に上位設定も確認してください。一か所で管理する内容は共有範囲に合う階層へ置き、個別の例外は次のページ単位の停止で対応します。ファイルを移動して範囲を整理した後も、実際の継承と公開先を確認します。
ページだけで停止する・ページ固有コードを管理する
- ページエディターの左側で「アセット → コード」を開きます。
- 継承スクリプトの欄で、名前と元のフォルダーを確認します。
- このページだけで無効にする場合は、その行のスイッチをオフにします。内容自体を変える場合は、元のフォルダーの「共通設定管理」に戻ります。
- ページ独自のコードは、下の Head または Body スクリプト欄で編集・保存します。この変更をオンラインに反映するには、公開権限を持つ担当者がページを公開し直します。
継承スクリプトのスイッチは現在のページだけに作用し、元のコードを削除する操作とは異なります。未公開ページの切り替えには編集権限、公開済みページの切り替えには編集権限と公開権限が必要です。切り替え後はオンライン更新結果も確認します。フォルダーのオンライン更新では、未公開のページ独自コードは反映されません。ページ独自コードを公開し直す際は、同時に公開される本文変更も確認してください。
動作・重複・更新漏れを確認する
| 状況 | 確認と対応 |
|---|---|
| 管理メニューがない・無効 | フォルダーの編集権限と入口の対応範囲を確認します。公開資格だけではメニューの編集条件を満たせません。 |
| 設定は保存できたが、オンライン更新が権限エラー | すべての対象ページに公開権限があるか確認し、必要な権限を持つ担当者が適用します。 |
| GTM ID が無効 | コンテナ ID の形式を確認し、コード全体や別の計測 ID を入力していないか調べます。 |
| 一部ページが古いまま | 更新数、失敗ページ、継承元、単一ページの無効化状態を確認します。ページ独自の Head / Body は保存後の再公開も確認します。 |
| 同じイベントが重複 | 親子フォルダー、ページ独自コード、CMS テンプレート、GTM 内のタグを照合します。 |
PC とスマートフォンで最終 URL を開き、開発・計測担当者が通信と受信結果を確認します。コードが存在するだけでは計測成功とはいえません。HTML の出力ではコメントからフォルダースクリプトを識別できます。HTML 出力の確認と設置確認も参照してください。